三重県の元病院職員が総額1億6000万円超を横領。「アイドルのグッズ購入やコンサート代、ネットゲームの課金などに…」

三重県南伊勢町の元病院職員が、患者から集めた診療費など740万円を横領した業務上横領の疑いで17日、逮捕されました。

元職員は、「アイドルのグッズ購入やコンサート代に使った」と話していて、横領の総額は1億6000万円を超えるとみられています。

逮捕されたのは、町立南伊勢病院の元会計担当職員・廣出翔容疑者38歳です。

警察によりますと、廣出容疑者はことし3月から5月にかけ、患者から集めた診療費などが入った病院の口座から現金740万円を横領した業務上横領の疑いが持たれています。

病院の内部調査で発覚し、16日に警察が告訴状を受理。17日に廣出容疑者を逮捕しました。

廣出容疑者は警察の調べに「自分で使うために不正に出金した」と容疑を認めた上で、「アイドルのグッズ購入やコンサート代、ネットゲームの課金などに使った」と話しているということです。

病院の調査では、廣出容疑者は以前勤務していた町役場の水道課でも横領していて、総額は1億6790万円にのぼるということで、警察は全容解明を進めています。

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